夜明け前、ふっと目が覚めると発作が起きる直前だった。
薬を飲んで再び布団の中に戻る。いつもなら襲ってくる痛みにじっと固まって耐えているけど今日は様々な事が頭の中を駆け巡った。
夏休み、叔父に連れてってもらった海水浴場で遊んでいるといろんな放送が聞こえてくる。その中で「くじらじま、くじらじまです。え゛!」とちょっと年老いたおじさんの声が定期的に流れる。
どうやら海水浴場から近場の島にお客を運ぶ定期便の放送らしいが、おじさんのかすれた声と最後の何の意味をも持たない「え゛!」がすごくマッチしていて笑いが止まらなくて、放送が始まると同じように真似して「え゛!」と言ったものだ。
冬休み、祖母の家がまだ掘ごたつだった頃私と二歳のイトコがその中でお絵かきしながら生まれて数カ月のもう一人のイトコのお守りをしていた時大きな地震がやってきた。
慌てて上の子を抱きしめた時、畑仕事をしていた叔母が「二人で早くたんぼに出て!」と言いながら家の中に入ってきた。赤ちゃんは叔母が連れて出るからと。
急いで靴を履きびっくりしすぎて言葉が出ないその子を抱き抱えたままたんぼの中へと走った。川向こうの荒神様の石燈籠がズシンと音を立てて倒れた時は死ぬほど怖いと思ったっけ…。
春休み、最後の高校生活になる。早く社会人になりたくて早く家から出たくてと、そんな事ばかりを考えていた。
その頃すでに体がだるく朝起きられない、食欲もなく一日中食べなくてもいつも満腹感があった。
長期休暇は祖母の家で過ごしていたのでそんな私を見た祖母に横着ばかりするもんじゃない、とよく言われていたけど、後に脳腫瘍が少しずつ大きくなっていた兆候だったと頷けた。
…そんな幼い頃から今日までのあれこれが走馬灯のように頭の中で回っていた時間を過ごした朝だった。
最近おかしいぞ、わたし……。
薬を飲んで再び布団の中に戻る。いつもなら襲ってくる痛みにじっと固まって耐えているけど今日は様々な事が頭の中を駆け巡った。
夏休み、叔父に連れてってもらった海水浴場で遊んでいるといろんな放送が聞こえてくる。その中で「くじらじま、くじらじまです。え゛!」とちょっと年老いたおじさんの声が定期的に流れる。
どうやら海水浴場から近場の島にお客を運ぶ定期便の放送らしいが、おじさんのかすれた声と最後の何の意味をも持たない「え゛!」がすごくマッチしていて笑いが止まらなくて、放送が始まると同じように真似して「え゛!」と言ったものだ。
冬休み、祖母の家がまだ掘ごたつだった頃私と二歳のイトコがその中でお絵かきしながら生まれて数カ月のもう一人のイトコのお守りをしていた時大きな地震がやってきた。
慌てて上の子を抱きしめた時、畑仕事をしていた叔母が「二人で早くたんぼに出て!」と言いながら家の中に入ってきた。赤ちゃんは叔母が連れて出るからと。
急いで靴を履きびっくりしすぎて言葉が出ないその子を抱き抱えたままたんぼの中へと走った。川向こうの荒神様の石燈籠がズシンと音を立てて倒れた時は死ぬほど怖いと思ったっけ…。
春休み、最後の高校生活になる。早く社会人になりたくて早く家から出たくてと、そんな事ばかりを考えていた。
その頃すでに体がだるく朝起きられない、食欲もなく一日中食べなくてもいつも満腹感があった。
長期休暇は祖母の家で過ごしていたのでそんな私を見た祖母に横着ばかりするもんじゃない、とよく言われていたけど、後に脳腫瘍が少しずつ大きくなっていた兆候だったと頷けた。
…そんな幼い頃から今日までのあれこれが走馬灯のように頭の中で回っていた時間を過ごした朝だった。
最近おかしいぞ、わたし……。
今日こそは振込みに行かなきゃと銀行に向かったものの歩いても歩いても到着しなくていつもの二倍位時間がかかったように感じた。
はふぅ〜。疲れがどんどんたまっていくような…。ん?普段と同じで何にもしていないのに(-.-;)
しっかりしろ〜!と喝をいれ用事を済ませ帰りはスーパーに寄って買い物。さてと、しばらく買い物していないので家にはお米もないしお茶もないし野菜も卵も…考えればあれもこれもないじゃん!
がぁ、よく考えて購入しなきゃ重くて持って帰れない。最小限にとどめて昼食と夕食の材料だけに。それでも結構重かったよ。
それに何を作ろうと思ったのか!材料だけは買ったのにへとへとで料理をする元気さえない。今日もまた横になっている時間の方が多かった私。
テレビの映像も聞こえてくる音も相方の苦しさも全部何かに包まれて消えていく。
はふぅ〜。疲れがどんどんたまっていくような…。ん?普段と同じで何にもしていないのに(-.-;)
しっかりしろ〜!と喝をいれ用事を済ませ帰りはスーパーに寄って買い物。さてと、しばらく買い物していないので家にはお米もないしお茶もないし野菜も卵も…考えればあれもこれもないじゃん!
がぁ、よく考えて購入しなきゃ重くて持って帰れない。最小限にとどめて昼食と夕食の材料だけに。それでも結構重かったよ。
それに何を作ろうと思ったのか!材料だけは買ったのにへとへとで料理をする元気さえない。今日もまた横になっている時間の方が多かった私。
テレビの映像も聞こえてくる音も相方の苦しさも全部何かに包まれて消えていく。
胃そのものが痛いのか、膵臓が何らかの悪さをしてるのか、それとも脊髄の影響なのか、分からないけどとにかくお腹が痛苦しい。
赤ずきんちゃんに出てくるオオカミのお腹に石を入れられた気持ちが分かるようだよ。
なんともまぁ…痛い!苦しい!と争うように二人で言ってる。困ったモンだ。
唯一元気をくれたのはお嫁ちゃんからのメールでお腹の赤ちゃんの手足がわかるようになり、お腹の中で動き回り手を食べてる?との事だった。
母子ともに元気で次回の検診では性別がわかるかも、と。息子はエコーを見ていないのでご対面の日が待ち遠しいらしい。
さてと、みんな頑張ってるから私も泣き言言わないようにしなきゃ♪
赤ずきんちゃんに出てくるオオカミのお腹に石を入れられた気持ちが分かるようだよ。
なんともまぁ…痛い!苦しい!と争うように二人で言ってる。困ったモンだ。
唯一元気をくれたのはお嫁ちゃんからのメールでお腹の赤ちゃんの手足がわかるようになり、お腹の中で動き回り手を食べてる?との事だった。
母子ともに元気で次回の検診では性別がわかるかも、と。息子はエコーを見ていないのでご対面の日が待ち遠しいらしい。
さてと、みんな頑張ってるから私も泣き言言わないようにしなきゃ♪
今日は私もしんどい!この間Dr.が持って来てくれた薬の整理をしていたらだんだんと気分が悪くなってきて脂汗とめまいがしてきてそのままテーブルにふせてしまった。
なんかなぁ〜だるいしお腹の中が石焼きビビンバみたいになってる感じ(石焼きビビンバってなんじゃ〜?)。
相方が「また?」っていうくらい最近お腹が熱い事がよくある。「病院で検査してもらうかい?」と言ってくれるけど、こればかりは検査したってどうしようもないことはずっと前から分かっていることだから落ち着くまで放っておくしかないんだよね。
とりあえず薬飲んでゴロゴロ体制に入る。
相方もしんどくて車椅子とベッドを行ったり来たりして落ち着きがないし二人して困ったもんだ。
その相方がベッドで必需品のキャップが無くなったと騒いでて見つからないのか私に「知らない?」と聞く。
「知る訳ないじゃん!そこにいた訳じゃないんだもん!」とシラーっと答えた。
たぶん、探して欲しいということだけど…知るかい!自分で探せー!と言っちゃった(¨;)
近頃強いというか薄情というかあんまり手を貸さないし反対に食器の洗い物なんて食べ終わったらドッサリ流しに積んでるしさ…。
文句の一つも言わないで(文句を言っても私が反撃するのだ…)ヒーコラやってる。
そうそう、しんどい時はお互い様さ〜o(^-^)o なぁんてね!
なんかなぁ〜だるいしお腹の中が石焼きビビンバみたいになってる感じ(石焼きビビンバってなんじゃ〜?)。
相方が「また?」っていうくらい最近お腹が熱い事がよくある。「病院で検査してもらうかい?」と言ってくれるけど、こればかりは検査したってどうしようもないことはずっと前から分かっていることだから落ち着くまで放っておくしかないんだよね。
とりあえず薬飲んでゴロゴロ体制に入る。
相方もしんどくて車椅子とベッドを行ったり来たりして落ち着きがないし二人して困ったもんだ。
その相方がベッドで必需品のキャップが無くなったと騒いでて見つからないのか私に「知らない?」と聞く。
「知る訳ないじゃん!そこにいた訳じゃないんだもん!」とシラーっと答えた。
たぶん、探して欲しいということだけど…知るかい!自分で探せー!と言っちゃった(¨;)
近頃強いというか薄情というかあんまり手を貸さないし反対に食器の洗い物なんて食べ終わったらドッサリ流しに積んでるしさ…。
文句の一つも言わないで(文句を言っても私が反撃するのだ…)ヒーコラやってる。
そうそう、しんどい時はお互い様さ〜o(^-^)o なぁんてね!
お嫁ちゃんから法事に来ていく服の相談メールがあったので、お葬式じゃないし身内だから礼服なんか着なくていいよと返事をし、その後数回往復メールで話をした。彼女は普段どおり話し言葉で書いてくるのでまるで顔を見ながら話をしている感覚になってしまう。
その中で、彼女なりに色々考えていることを伝えられ相談も受けたが、私が答えを出せるはずもなくただ知っている知識の中でこういう考えもあるしまた別の考え方もあって決めるのは君たち夫婦だからね・・・って言うしかない。
彼女に対して私は何をしてあげられるのだろう。息子に、赤ちゃんにこれから何かしてあげられる事があるだろうか?全部彼女にお願いするしかなくて申し訳ない気持ちが募ってくる。
もちろん誰が悪いわけでもないし、いろんな事を抱える覚悟で結婚したのだから私が「ごめんね」なんていうのはとっても失礼なことだし言ってはいけない事だってよく分かっている。でも、どうしても気持ちが・・・自分の心が負い目を感じていて、なんでこんな事がみんなにふりかかってくるのだろうと思うといてもたってもいられない。
これからだって彼女だけじゃなく一人またひとりと同じ思いをさせるのかと思うと、誰のせいでもない事が反対に誰かのせいであってくれた方が気持ちをぶつけられるというもので、多少なりとも現実から離れられるのに・・・。と、逃避したい気分にもなる。
メールを終え、やっぱり気持ちが落ち着かなくて私に突然ふりかかってきたことがどこまで続くのか、いつになったら終わりが来るのかなんてことばかりを考えてしまう。
これも私の宿命なんだよね・・・。終わりを考えるより上手く付き合っていくことを考えなきゃいけないんだよね・・・。わかっているけど・・・。
「けど・・・」なんて・・・言っちゃダメじゃんm(__)m
その中で、彼女なりに色々考えていることを伝えられ相談も受けたが、私が答えを出せるはずもなくただ知っている知識の中でこういう考えもあるしまた別の考え方もあって決めるのは君たち夫婦だからね・・・って言うしかない。
彼女に対して私は何をしてあげられるのだろう。息子に、赤ちゃんにこれから何かしてあげられる事があるだろうか?全部彼女にお願いするしかなくて申し訳ない気持ちが募ってくる。
もちろん誰が悪いわけでもないし、いろんな事を抱える覚悟で結婚したのだから私が「ごめんね」なんていうのはとっても失礼なことだし言ってはいけない事だってよく分かっている。でも、どうしても気持ちが・・・自分の心が負い目を感じていて、なんでこんな事がみんなにふりかかってくるのだろうと思うといてもたってもいられない。
これからだって彼女だけじゃなく一人またひとりと同じ思いをさせるのかと思うと、誰のせいでもない事が反対に誰かのせいであってくれた方が気持ちをぶつけられるというもので、多少なりとも現実から離れられるのに・・・。と、逃避したい気分にもなる。
メールを終え、やっぱり気持ちが落ち着かなくて私に突然ふりかかってきたことがどこまで続くのか、いつになったら終わりが来るのかなんてことばかりを考えてしまう。
これも私の宿命なんだよね・・・。終わりを考えるより上手く付き合っていくことを考えなきゃいけないんだよね・・・。わかっているけど・・・。
「けど・・・」なんて・・・言っちゃダメじゃんm(__)m





